DQの件

簡単なまとめ

当日ジャッジをされていた日本人ジャッジの方のブログ。
同じ状況なら自分もDQを出すとのこと
http://samoamagic.blog91.fc2.com/blog-entry-130.html

Lv3ジャッジの進藤さんのブログ。
裁定の過程や問題点など
http://logicwolf.sblo.jp/article/41926286.html#more


個人的に重要だと思ったポイント

・多くの人が指摘するように、今回の裁定はゲーム外の要素、つまり｢前々から斎藤プロを怪しいと思って狙っていた｣面がある。欧米での反応をフォーラムやブログでざっと読む限りでもそう。
それはつまり斎藤プロを悪質なスロープレイヤーとみなす人が一定数いたということで、特に優勝したGPコロンバスでの｢ジェイス事件｣はそれなりの人が認知しているっぽい。そういう意味で、日本と欧米ではこの件の受け止め方がかなり違うように感じた。

ジェイス事件についてのブログ(英語だがごく簡単で短い)
http://billymoreno2.wordpress.com/2010/08/03/more-on-saito-from-an-undisclosed-but-personally-vouched-for-eyewitness/
斎藤プロの不利な状況での遅いプレイの目撃例。


・Twitter上で大礒プロなどが指摘するように、スローなプレイが(意図的な)遅延行為であるかという判断は難しい。つまりそれはジャッジの主観が大きく介入するということで、八十岡プロなどはそれは競技の前提であり仕方ないという立場。またジャッジの夏目氏は、そういった微妙な問題にもかかわらず遅延行為の罰則が失格しかないことを指摘している。

・斎藤プロのマジックへの貢献度を指摘する人が多いが、個人的にはそれは関係ないと思うし、ジャッジにはそういったことを考慮せずに裁定を出してほしい。貢献度で裁定が変わるというならば、DCIに寄付をしたり私財をなげうって大会を開いたりすれば出場停止期間が短くなるのだろうか。
　ただし、ある行為に｢悪意があった｣かどうかを判断する際に、そういった点が考慮に入れられることはある。これは現実の裁判などでも同じ。

・僕個人の意見を言えば、今回の裁定が妥当かどうかは勿論わからない。
　ただ、ジャッジとプレイヤーは本来協力関係にあるべきであり、その意味でこうした唐突で一方的に見えるやり方には改善の余地がある。
　浅原プロや津村プロが指摘するとおり、失格→18ヶ月サスペンド、となる前に何らかの形で警告はできなかったのか。また、裁定の過程に対するアナウンスなども今後は行われるべきではないか。


ていうか、やっぱりこれもコミュニケーショントラブルの面があると思う。