ジェイスを求めて狂ったようにプレイしたZZWもついに1枚も出ずに終了。
いい機会なのでこの環境についてまとめてみたい。

記録に不備があるものの、今環境の戦績は約70勝50敗。
勝率は6割を切るぐらいで、これはここ数年のリミテッド環境では最も低い数字だ。

・環境に対する総評
 今環境で最も特筆すべきなのは、ピックやデッキの構築、サイドボーディングにおいてより一層「アーキタイプ」の重要性が増したこと。デッキに入りうるレベルのカードが多く、またアーキタイプ毎の得手不得手、ゲームプランなどがはっきりと分化してきたことが指摘できる。これによって、従来のように「色の合うカードをなんとなく23枚集めたらデッキになる」ということはますます減少した。環境におけるシナジーは同盟者・上陸のように限定的なものが多く、デッキをチューンする際の損益分岐点がタイトなものばかりだ。従って、デッキの方向性を見極めたピックと構築が必要となる。
 
 この点で、ZZWはやりこみ要素が多く楽しい環境だった。またワールドウェイクが入ってから、色ごとの強さのバランスが取れ、どの色も戦えるようになったことは評価に値する。


・個人成績の分析
 さて、その一方で僕の個人成績は低迷した。
 これにはいくつかの理由や運の良し悪しがあるが、一つ指摘できるのはFNMやサイドイベントでの勝率の低さだ。ここ数年、僕はFNMでは常に7割以上の勝率をあげていた。7割ということは2-1では勝率が下がってしまうわけで、ハッキリいって相当勝ち込んでいたと思う。だが、ZZWにおいては3-0が少なく、今までほとんどなかった1-2が増えた。
 
 では、何故FNMで負けてしまうのかというと、明確な原因はわからない。1-2や0-3したデッキを分析してみたのだが、デッキの出来が悪いケースや致命的なプレイミスをしたケースは実は意外と多くない。それよりもむしろ、これはいける!と思ったデッキでマナフラッドを起こして負けたケースの方が多い。酷い時には4ゲームで土地を50枚以上引いていたりとか、そんなのばかりだ。 そして、FNMより相対的に面子のレベルが高いと思われる場所ではむしろ勝っている。 
 単にツイていなかったと結論付けることもできるかもしれない。ただ、サカモトも書いているように(http://86584.diarynote.jp/201004120326249905/)、この環境が安定しないという点も指摘できると思う。ゲームスピードが凄まじく速く、アーキタイプごとの相性差も大きいとなれば、なすすべもなく負けるゲームが増えても当然といえる。

 個人的には、全ての負けは自分のミスのせいだと思うし、全ての勝ちは相手のミスによると思っている(格闘ゲームプレイヤーのハイタニも同じことを言っていた)。またフィンケルと同じように、プレイには唯一の正しいプレイとその他の間違ったプレイがあるだけだと考えている。
 だからツイてないとか安定しないということは極力口にしたくないのだが、そこで甘えを排除できるほど詰めて分析することができなかった。

 ROEはまだほとんどプレイしていないが、ビートでもアドバンテージでもなくハメゲー環境だとは思う。カードパワーに差があり、極めて対処しづらい特定のハメパターンが複数あるので、とにかく皆が皆自分のハメパターンを目指して進んでいくことになるだろう。逆にマネドラなどで的確なカットができれば非常に強い。味方カットは致命傷。
 こういう環境はあまり得意ではないが、とりあえずはZZWの勝率を超えることを目指したい。
 

コメント

D
2010年4月20日11:26

ROEは除去が弱いんだよ!それだけだよ!

シノレ
2010年4月21日10:08

意外と数はあるけどね…。
デカブツがかなり殺しにくい。

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